2014/10/1 更新

枕について

今はいろいろな種類のまくらがあって、自分の好みのまくらがどれなのかわからない方も多いのではないでしょうか?
なんとなくでもいいので自分の好みを把握しておくことが大切です。

たとえばふわふわしたまくらが好きなのか、そば殻の固い感じが好きなのか、などでも結構。
その他、匂いや、音、大きさなども好みの要因です。

また、枕であればなんでも良いと思って買っている人も多いのではないでしょうか。
自分にあった枕こそが快眠、そして健康へと導いてくれるのです。
みなさんも自分にぴったりの快適枕を見つけてみましょう。

枕の歴史

1924年南アフリカで出土した、アウストラロピテクスの化石の頭蓋骨の下には、砕石が敷かれていました。
この砕石がまくらとして使われたものか、祭祀的な意味で使われたのかは分かりませんが、最も古いまくらの痕跡だといわれています。

日本で今のような平枕が使われるようになったのは、明治から昭和初期にかけてのようです。
それまでは円筒形の布にそば殻やもみ殻、小豆などを入れ、両端を縫い合わせた「くくりまくら」が主流でした。

江戸時代になるとさまざまな髪型を守るために、小さな木箱の上に「くくりまくら」を乗せた「箱まくら」が使われるようになりました。 いずれのまくらも頭にするというよりは、首にする物でした。あまり寝心地のいいものでは無かったようですね。

間違った枕を選ぶとどうなるの?

高すぎる枕 首の下に隙間ができ、顎が引けた状態になるので、肩や首の筋肉へ負担がかかり、頭痛・肩こり・いびき等の原因になります。

枕が適正でも柔らかすぎるマットレスの場合も同じ状態になります。 低すぎる枕 頸椎を支えられないので負担がかかり、寝違えや肩こりを誘発する原因になってしまいます。

あごが上がる枕 頭部が沈んで首は伸び、顎が上がった状態になるので、血液が頭部に下がり、脳への刺激が増えて眠りも浅くなります。口が開いた状態になりますので、口呼吸となりいびきの原因にもなってしまいます。

枕をしない 頸椎を支えられないので負担がかかり、顔のむくみや肩こりを誘発し、頭部が落ち着かないので眠りが浅くなってしまいます。

枕の種類と形
 

一般的なカタチ。
素材をそのまま袋に詰め込んだタイプで、中心部ほどボリュームがあります。
ほとんどの枕はこのカタチです。

 

一般的なカタチの横長タイプ。
ダブルサイズのベッドや布団でも利用できます。
基本的には2人用ですが、ゆったりとした1人用としても使えるサイズです。

 

中央部分がくぼんだカタチ。
くぼみの部分に頭がすっぽりとおさまるので、安定感があります。
ドーナツ形とも言われます。

 

枕の中素材をユニットで分割しているタイプ。
ユニット毎に素材やその量を調節することにより、使う人にあった形にすることができます。
また素材の片寄りも防ぐことができます。

 

枕を横から見ると波のように流曲線なっているカタチ。
低反発枕に多く見られるカタチで、首もと部分をしっかりサポートしてくれます。
波が高い側が手前になります。

 

ハートのような丸みを帯びたカタチ。
首もとの部分のボリュームが抑えられているので、首への負担を最小限に抑えています。
主に低反発枕に多く見られるカタチです。

枕の柔らかさ 

枕の硬さ・柔らかさは、中素材によって異なります。
傾向としては、やはり男性は硬め、女性は柔らかめを好む傾向があるようです。

硬い枕が好きな方は、パイプ、そばがら、ひのき素材、柔らかめの枕が好きな方は、エステルわた、羽根、低反発ウレタンがおすすめになります。
なお、低反発ウレタン素材の場合、温度によって硬さが変わります。寒くなると硬くなり、暖かくなると柔らかくなる特性があります。

枕の素材別選び方

枕の中に入っている素材は、さまざまなものがあります。そして各素材によって、良い点・悪い点があります。
良い点だけでなく、悪い点も理解した上で、枕の素材選びをするようにしましょう。

■ポリエステルわた素材

わた状の人工繊維。わたのような素材で、クッション性があり、枕やクッションの定番素材です。ふんわりとした感覚で、柔らかめの枕が好みの方におすすめです。

良い点
ふわふわと柔らかく、ボリューム感もあります。またクッション性に優れ、軽量・安価な素材として重宝されています。

悪い点
使用しているうちに、弾力性が失われ、ボリューム感がなくなってきます。またホコリなども溜まりやすい素材です。

■そばがら素材

そばがらは、そばの実の殻を乾燥させた素材で、日本で古くから枕の素材として愛用されています。ズッシリと重量感があり、硬めの枕素材として分類されます。

良い点
通気性や吸湿性に優れ、寝ている間の余分な熱を外に逃がし、汗などの余分な水分を吸収してくれます。また、価格も比較的安価でボリューム感もあります。根強い人気があり、定番の素材です。

悪い点
使用しているうちに、そばがらがつぶれて粉が出ることがあります。また天然のそばがら素材の場合は、夏場、天日干しをせずに湿気の高いところで長時間保管すると、虫がわくことがあります。アレルギー、ぜん息の方にはおすすめできません。

■パイプ・ストロー素材

ストローを細かく切ったような形状の素材です。大きさや硬さなどたくさんの種類があるのも特徴です。

良い点
通気性が抜群で、虫の心配もなく耐久性にも優れ、水洗いもできるためいつでも清潔です。また、素材の寿命も長く、へたれづらい素材です。

悪い点
大きくて硬めのパイプはごつごつした感じがあります。寝返り時にザワザワとした音がすることがあります。

■低反発ウレタン素材

まるでマシュマロのようなスポンジ状の素材です。ゆっくり沈み、ゆっくり戻る、独特の触り心地でいま人気になっています。元々は、NASAのスペースシャトルの宇宙飛行士のために開発されました。

良い点
柔軟性に優れおり、利用する方の体型や寝姿勢に合わせて形状を変えるので、フィット感があります。また体圧分散効果もあり、負担を軽減させます。

悪い点
寒くなると硬くなる特性があります。逆に夏などは熱がこもりやすく、ムレやすいという難点があります。最近ではこれらを改良した素材も登場しています。

■羽・フェザー素材

羽根素材は、水鳥の羽根を採取して、洗浄・消臭を施した天然素材です。独特のふんわり感、高級感があります。ふんわり柔らかい寝心地です。

良い点
通気性も良く、吸湿・保温・発散性に優れているので、冬は温かく、夏は涼しいという天然素材ならではの利点があります。

悪い点
安価なものは、羽根素材独特の臭いがあるものもあります。また、羽根に骨があるため、枕の中から素材がでてきてしまったりすることがあります。

■ビーズ素材

超極小の発砲ビーズ素材。発泡スチロールを小さく粒にしたような素材です。独特の触り心地で、クッションや癒し系グッズでも幅広く使われています。

良い点
なんと言っても、独特の触り心地。ビーズが不思議な感触を生み出します。また、超極小なため柔軟に変形します。

悪い点
一部改良されたものもありますが、熱がこもりやすい素材です。流動性があることにより、安定感がないと感じる方もいます。

■ひのき素材

主に天然ひのきを素材にしたものです。1cmほどのサイコロ状のものや、カール状に巻いた形状もあります。

良い点
ひのき独特の香りが睡眠を助けます。また天然ひのきの持つ防虫防湿効果もあります。

悪い点
天然ひのきの香りは持続性がなく、1ヶ月程度で香りは抜けてしまいます。また、比較的価格は高めです。

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2017/1/24 更新